患者さんへ

ブドウ膜炎

ブドウ膜炎とは、虹彩・毛様体・脈絡膜などに炎症を起こす疾患の総称です。日本で多いブドウ膜炎はサルコイドーシス・原田氏病・ベーチェット病などですが、最近は感染(ウイルス・結核・梅毒・トキソプラズマ)性ブドウ膜炎が増加しています。


ブドウ膜炎の診断、治療で最も苦慮するのは、なかなか原因がわからないことです。大きな病院でもブドウ膜炎の原因診断がつくのは6割以下と言われています。当院のブドウ膜炎外来の特徴は、他科と連携して徹底的にその原因を調べ、適切な治療を選択する事です。また新しい薬剤である抗体製剤(抗TNF-α製剤)の治療も積極的に行っています。原因不明、難治性、再発性ブドウ膜炎でお困りの方、ぜひご相談ください。