後期臨床研修について

平成30年度新専門医制度
順天堂大学医学部附属浦安病院眼科専門研修プログラムを選択希望する皆さんへ

医局紹介

(ドクターズマガジン2006-10より引用)

初期研修2年次眼科選択到達目標

順天堂大学では、18年度臨床研修医の2年次の選択期間が8ヶ月に延長されました。(平成18年度順天堂大学浦安病院臨床研修医2年次スケジュール参照)選択の幅を広げることによって、将来自分の希望する専門科へのスムースな移行ができるように考慮されています。また、卒前教育で講義時間が減り、臨床の現場に早期に出るようになりましたが、6年生の時のプレレジデントコースをとらない限り、眼科の学ぶべき事も不十分になりがちです。従って、将来眼科を希望しない研修医であっても、初期研修2年次に眼科を選択し、眼科も知っている医師になってもらいたいという希望もあります。
選択研修期間は1ヶ月~8ヶ月(1ヶ月単位)です。スムースに後期研修に進む場合はなるべく後半の選択を勧めます。

到達目標

1ヶ月研修
眼科の基本診察(問診、細隙灯顕微鏡検査、眼底検査)
眼科の主たる手術の助手(斜視、白内障、緑内障、硝子体手術)
入院患者の受け持ち
多くの眼科疾患の理解(クルズスによる)
3ヶ月研修
眼科の基本診察(問診、細隙灯顕微鏡検査、眼底検査)
眼科の主たる手術の助手(斜視、白内障、緑内障、硝子体手術)
入院患者の受け持ち
多くの眼科疾患の理解(クルズスによる)
6ヶ月研修
白内障手術の先発完投が目標
3~6ヶ月の研修が完成されれば、後期研修医になってすぐに病診(病)連携ができ、生活も安定します。

1週間のスケジュール等詳細は後期研修プログラムに則って行いますので参照してください。

眼科初期研修プログラム

一般目標(General Instruction Objects)
  1. 眼科学、眼科診療のアウトラインを習得する
  2. 選択期間に応じ習得すべき内容を設定し、実践できるようにする
  3. 臨床能力を養い、治療計画が立てられるようにする
特長
  1. 網膜硝子体手術をsubspecialtyとする豊富な症例
  2. 研修医、医局員に対する教育システム
  3. 選択研修後のスムースな後期研修移行
行動目標(Structural Behavior Objects)
  1. 医師としての資質
    患者、家族等背景を理解し、医療人として接することができる
    患者のプライバシー、リスクマネージメントに配慮できる
  2. チーム医療ができる
    全ての医療スタッフと良好な関係、連携を構築できる
    他科へのコンサルテーション能力がある
  3. 眼科感染症対応
    研修期間中に豚の目による実習、縫合等ができる
  4. 経験すべき病態
    流行性角結膜炎への対応ができる
    手洗い等スタンダードプリューション能力がある
  5. 眼科救急対応
    異物、急性緑内障対策ができる
  6. 眼科ルーチン検査ができる
    細隙灯、眼底、眼圧、視力、視野検査ができる
  7. 症例報告ができる
  8. カルテ記載(SOAP)ができる
到達目標
  1. 目の解剖、生理、生化、病理組織を理解する
  2. 眼光学、眼薬理の知識の整理
  3. 経験すべき疾患
    屈折異常、白内障、緑内障、網膜剥離、糖尿病網膜症、眼外傷、視神経炎、ぶどう膜炎、眼腫瘍に対し診断が出来、治療方針が立てられる
  4. 経験すべき病態
    眼科以外を専門とした時に必要な症状 夜盲、急激な視力低下、眼痛、眼外傷等
  5. 全身疾患の一症状としての眼症状を理解する
    糖尿病、高血圧、白血病、脳腫瘍等
    手洗い等スタンダードプリューション能力がある
  6. 遺伝性疾患の代表例を知っている
    網膜色素変性症、夜盲、色覚異常、黄斑異栄養症等
  7. 視覚障害者への対応
    診断書、リハビリテーションの現況を知る
週間予定(担当オーベンと行動を共にする)
 
7:45 ~回診 ~回診 ~回診 ~回診 ~回診 ~回診
9:00 外来,病棟
手術
外来,病棟
手術
外来,病棟
手術
外来,病棟
手術
外来,病棟
手術
外来,病棟
手術
18:00 医局会
症例検討会
その他

初期研修2年次の眼科を選択する期間及び眼科研修を選択した理由により目標は異なる。 1ヶ月間の研修:最低、眼の診療技術、多くの疾患の経験 3か月以上の研修:将来眼科を後期研修として選択する場合、3年時4月にスタッフとして勤務できるよう配慮する。

後期研修プログラム

概要
目的

他流試合をものともしない臨床能力を有し、patient oriented medicine を第一とし、且つresearch mindもあわせもつ眼科専門医を育成することを目的とします。
方法豊富な臨床例のもと、有能な指導者による親身な指導を基本とし、環境医学研究所(併設・大学院)との共同研究による基礎研究も可能な限り行い、博士号取得も必須とします。

特長
  1. 当科のsubspecialtyは「網膜硝子体疾患の診断と治療」です。昨年度の網膜硝子体手術は675件で、全国でも有数の手術数です。当科では全国規模学会で網膜硝子体手術教育セミナーを行っています。このスクールの卒業生が各地で活躍しています。
  2. 眼科の内眼手術の基本は白内障手術です。昨年度の白内障手術件数は、750件でした。この他、緑内障、斜視等の手術も多数行い、全手術件数は1,600件を越えています。手術以外でもこれら全ての分野に専門家を置き、患者さん第一の医療とより高度な教育をミッションとしています。
  3. 境医学研究所との共同研究で、最先端の機器を用いての研究も始まっています。これら臨床、基礎双方からの博士号の申請も増加してきています。多くの臨床治験や高度先進医療(申請中)、論文作成や学会発表数も増加し、本当に忙しい毎日ですが、楽しい医局です。
結 論

白内障手術の先発完投が目標 3~6ヶ月の研修が完成されれば、後期研修医になってすぐに病診(病)連携ができ、生活も安定します。

後期研修プログラムの特長

基本的には専門医取得の条件である4年修了までを後期研修とする。

1年目(順天堂大学浦安病院)

眼科検査一般、解剖、生理など基礎的項目の研修、および手術手技の習得
眼科全領域、関連分野についてのクルズスの完成

2年目以降4年終了まで希望に応じて以下の協力病院にて3ヶ月ごとに研修

【角膜】

聖路加国際病院、東京歯科大市川総合病院

【屈折矯正(手術)、コンタクトレンズ】

順天堂大学本郷

【小児眼科 】

千葉こども病院、井上眼科こども病院

【開業関連、白内障手術の実践】

眼科プライマリーケア石田眼科病院(新潟県)

【緑内障】

日赤医療センター

【その他】

静岡病院、高齢者医療センター、練馬病院(いづれも順天堂大学附属病院)

5年目以降

  1. 早期留学希望の者:感覚器センター(東京医療センター)または環境医学研究所にて基礎的実験手技の習得(6ヶ月)その後留学
  2. 大学院に入学した者:臨床的研究または基礎的研究にて学位論文の準備および論文投稿
  3. 1、2以外の者:順天堂大学浦安病院 臨床研修 主に網膜硝子体疾患を中心に。
  4. 帰国後、博士号取得後も相談のうえ順天堂大学浦安病院スタッフとしてキャリアアップを図る。

上記期間中の学会活動

【国内学会】

基本的に主な学会(日本眼科学会、日本臨床眼科学会など)への参加および発表。(両学会への参加および、可能なら最低年1回以上の発表が望ましい)

【海外学会】

ARVO、AAOなどへの参加および発表。(最低年1回の海外学会への参加および発表が望ましい)

論文作成

専門医になるためにも原著論文が最低1編は必要であり、上記研修期間中に最低1編の原著論文が必要である(可能な限りは英文が望ましい)。
将来大学病院で助教、准教授、教授となっていくには優れた臨床能力と論文数が必要です。しっかり指導します。

研修期間中の身分

大学院生(早期に学位)
助手
専攻生(身分の詳細については、順天堂大学浦安病院臨床研修センターページ参照)

研修期間中の収入

40万円以上/月(初年度6月より)

当 直

4ヶ月目から月2回、休日当直1回/月(平均)

最終目標

aの場合→4年後の修了時、学位*、専門医取得
b,cの場合→4年目専門医(途中大学院入学*が望ましい)
(*業績により、大学院3年で学位取得の場合有り)

附)留学希望者に対する主な留学先の候補

米国 NIH(NEI) Dr. Rusell
ハーバード大学 Prof. Hirose
マイアミ大学 Prof. Inana
ウエストバージニア大学 Prof. Odom
南カリフォルニア大学 Prof. Sebag
英国 ノッチンガム大学 Prof. Barber
独国 マックスブランク研究所 Prof. Zrenner
スイス チューリッヒ大学 Prof. Neimeye

専門医資格

当院は日本眼科学会専門医制度研修施設であり、初期臨床研修の2年に加えて入局4年で眼科専門医試験資格が得られる。日本眼科学会専門医制度委員会では下記のように定めています。

 

  1. 卒後臨床研修(2年間)修了後、4年以上眼科臨床を研修した者。即ち卒後臨床研修を含め6年以上の臨床経験を修了した者。
  2. 関与する眼科手術100例以上(外眼手術、内眼手術、およびレーザー手術がそれぞれ執刀者として20例以上を含む)。
  3. 眼科に関する論文を単独又は筆頭著者として1編以上、および学会(集談会等を含む)報告を演者として2報以上発表。

日本眼科学会認定施設

本年度から日本眼科学会では、眼科後期臨床研修を適切に施行すべく施設の認定を行うことになりました。当科では既に承認を受け17年度の後期臨床研修から適応されます。
7つの専門分野に眼科専門医を配置し以下のような到達プログラムで行う予定です。

研修プログラムの要約

順天堂大学浦安病院眼科の研修プログラムのコンセプトは、医師としての人格の育成と、患者さま第一の医療の実践を行いつつ、眼科プライマリーケアから高度な医療まで学ぶことです。4年後の眼科専門医試験をものともしない知識と技能を身につけ、「鉄は熱いうちに打て」の名句のとおり、若くも優秀な眼科医を育成します。
眼科研修の初期には、指導医のもと屋根瓦方式でマンツーマンの指導を受けるいわゆるチューター制を導入しています。検査の基本である屈折、視野、視機能検査を自ら行い習熟し、並行して患者診察を開始する。入職3ヵ月以内にそれぞれの分野のスペシャリストからクルズスを受け知識の整理を行います。外来にて蛍光造影検査、OCT検査をおこない、読影、手技も習熟します。2ヵ月目から、虹彩光凝固、後発白内障、YAG切開、網膜光凝固を習熟します。
手術では月1回の豚眼実習を行い、白内障手術にパート参加し、白内障手術は専門医試験まで少なくとも100例経験します。
眼底検査(含三面鏡)に習熟し、レーザー治療が充分出来、眼底観察が周辺部まで可能になれば、網膜硝子体手術の助手となり、バックリング、単純切除、簡単な剥離も行います。
緑内障はスペシャリスト指導医のもと、患者の診察を行います。点眼等薬物治療に習熟した後、トラベクレクトミー手術に参加します。学会発表、論文作成も積極的に指導します。
以上の如く、可能な限り早く臨床の場にexposeし、日毎の臨床の場での確実な知識、手技の成長を見守ります。

プログラムの到達目標

角結膜
必須
項目
基礎編 角膜の生理、生化学、組織学、病理学の知識、細隙灯顕微鏡による角結膜の観察ができること
疾患編

<角膜の感染症等>

  • 流行性角結膜炎の管理、診断が理解される
  • アレルギー性結膜炎の治療、病態が理解される
  • カタル性結膜炎の診断と治療が理解される
  • 乾性角結膜炎の診断と治療が理解される

<角結膜の外傷>

  • 角膜鉄片異物の除去ができる
  • 角膜、結膜裂傷の縫合ができる
  • 化学傷の治療ができる

<角膜形態の異常>

  • 円錐角膜の管理ができる
  • 角膜ジストロフィーの診断ができる
  • 角膜ジストロフィーの診断ができる
  • 翼状片手術ができる
到達
希望
項目
  • 角膜移植術の習得
  • トポグラフィができる
  • レーシック治療ができる
  • 羊膜移植ができる
緑内障
必須

項目
基礎編
  • 隅角の機能、構造、房水の流れを理解できる
  • 隅角の構造を理解できる
  • 視神経乳頭の構造、循環を理解できる
  • 隅角鏡で隅角を観察できる
  • 三面鏡で視神経乳頭を観察できる
  • 視野検査ができる
疾患編
  • 狭隅角緑内障の診断治療ができる
  • 虹彩切開ができる
  • 開放隅角緑内障の診断ができる
  • トラベクレクトミーができる
  • 抗緑内障薬の適正使用ができる
  • アレルギー性結膜炎の治療、病態が理解される
到達
希望
項目
緑内障をsubspecialityとする医師に必要な内容を専門specialistと共に発展させる
白内障
必須
項目
基礎編
  • 水晶体の生理学、生化学、組織学の理解
  • 細隙灯顕微鏡による水晶体混濁の観察ができる
  • 眼内レンズの光学を理解できる
  • 眼内レンズパワー測定ができる
疾患編
  • 白内障手術ができる
  • 破嚢時の処理ができる
  • 計画嚢外摘出ができる
  • 水晶体全着ができる
  • 後発白内障YAG切開ができる
到達
希望
項目
  • 水晶体核落下の処理ができる
  • 水晶体過敏性眼内炎の治療ができる
  • 眼内レンズ摘出ができる
  • 経毛様体水晶体摘出ができる
  • 先天性白内障の手術ができる
網膜硝子体、ぶどう膜
必須

項目
基礎編
  • 網膜、ぶどう膜の生化学、生理学、構造が理解できる
  • 眼底の観察が後極から鋸状縁までできる
  • 倒像境、三面鏡に習熟している
  • FAG、ICGの検査および判読ができる
疾患編
  • 虹彩および網膜のレーザー治療ができる
  • メディカルレチナを理解している(疾患は下記)
  • バックリング手術ができる
  • 液ガス置換ができる
  • 眼内レーザー治療ができる
  • ぶどう膜炎の診断ができる
  • OCTに精通している
到達
希望
項目

将来のsubspecialityとして網膜硝子体術者の希望医師に対し難治性疾患の手術教育を行い、ステップ毎の評価を行います。

<経験、精通すべき疾患は>

  • ぶどう膜炎全般
  • 加齢黄斑変性
  • 中心性網脈絡膜症
  • 網膜静脈閉塞症
  • 網膜動脈閉塞症
  • 網膜剥離
  • 増殖硝子体網膜症
  • 糖尿病網膜症
  • 硝子体出血
  • 遺伝性網膜疾患
  • 眼内腫瘍(黒色腫、網膜芽細胞腫)
屈折矯正、弱視、斜視
必須

項目
基礎編
  • 外眼筋の走行、神経支配を理解している
  • 眼球運動の生理が理解されている
  • 眼窩内の解剖を理解している
  • 眼窩壁を理解している
  • 涙腺、涙道、涙嚢の構造を理解している
  • 眼窩のCT検査の判読ができる
疾患編
  • レフラクトメーター、ケラトメーターを使える
  • スキアスコピーができる
  • 眼鏡処方ができる
  • クロスシリンダーが使える
  • コンタクトレンズ処方ができる
  • 弱視訓練ができる
  • 斜視手術(水平斜視)ができる
到達

希望

項目
レーシック手術、 トポグラフィー、波面収差の知識を習得
神経眼科、眼窩、眼付属器
必須

項目
基礎編
  • 網膜、ぶどう膜の生化学、生理学、構造が理解できる
  • 眼底の観察が後極から鋸状縁までできる
  • 倒像境、三面鏡に習熟している
  • FAG、ICGの検査および判読ができる
疾患編
  • 眼筋マヒの診断ができる
  • 眼球突出の診断ができる
  • 眼窩腫瘍の診断ができる
  • 甲状腺眼症の診断ができる
  • 慢性涙嚢の診断ができる
  • 新生児の涙嚢ブジーができる
他科診療連携

例えば糖尿病網膜症を例にとると、本症は眼科臨床の中でも診断、治療、管理の面で大きなウエイトを占めているばかりではなく、糖尿病の管理が根本治療であることから、糖尿病・内分泌内科医との連携が重要です。本症のみならず、他科との連携(病病連携、病診連携)を密にとること、また可能な限り他科の診療領域の知識を得る事も大切です。

必須

項目
  • 他科医師とのコミュニケーションの確立ができるか
  • 糖尿病網膜症患者の糖尿病管理を内科医と共に行えるか
  • 高血圧、網膜血管硬化症の患者の眼底所見を適切に報告できるか
  • 小児眼科の患者について、小児科と連携がとれるか
  • 手術患者について、麻酔医と良好な連携がとれるか
  • 視野異常、視神経異常の患者について脳外科、脳神経内科と討論できるか
  • 未熟児網膜症の患児について、新生児科医と連携がとれるか

※その他、他科との連携のもと治療方針を立て、治療にあたり、得られた治療結果についてレポートを作成し、専門委員のチェックを受け、到達の有無を判断します。

プログラムのスケジュール概要

週間プログラム
 
AM 7:30~回診
9:00~外来
7:30~回診
9:00~外来
7:30~回診
9:00~外来
7:30~回診
9:00~外来
7:30~回診
9:00~外来
7:30~回診
9:00~外来
PM 外来
クルズス
手術
医局会
症例検討会
外来
勉強会
手術
手術実習

当直は週1回

月間プログラム

上記週間プログラムの繰り返し

年間プログラム

週間プログラム
4月 クルズスの完成 入職、オリエンテーション
5月  
6月  
7月 独り立ち、病病連携として外勤の開始
8月 夏休み 2週間
9月 白内障手術先発実技
10月 アセスメント
11月 手技、外来業務のブラッシュアップ
12月
1月
2月
3月
【眼科研修医の研修成果評価方法】

指定7プログラムの到達目標について、屋根瓦方式参加の各指導医からの評価を受けます。このアセスメントは毎月行われ、到達目標に達していない研修医には追加し指導します。 アセスメント項目は以下の通りです。

  1. 患者さんとの接し方
  2. 医局内でのコミュニケーション能力
  3. モチベーションの有無
  4. 眼科ルーチン検査手技の到達の有無
  5. 手術手技進歩の程度※
  6. 学会発表、論文作成

※手術手技に含まれるもの
切開、縫合の基本を翼状片、斜視手術で判定
白内障は切開、CCC、超音波破砕、皮質吸引、眼内レンズ挿入でレベル判定
バックリングは強膜縫合、冷凍凝固、排液で判定
トラベクレクトミーは結膜創、強膜フラップ、虹彩切除縫合、suturelysis、ニードリングで判定
レーザーは虹彩切開、後発白内障切開、網膜光凝固のレベル判定
硝子体手術はポート作成、単純切除、膜剥離、液ガス置換で判定

【主な医療行為、検査、治療手技】
  医療行為 検 査 治 療
1年次 4月~
6月
患者さんとの接し方
カルテの書き方
視力、視野検査
細隙灯顕微鏡検査
眼底検査
網膜レーザー治療
後発白内障レーザー治療
緑内障レーザー治療
7月~ 同上
インフォームド
コンセント
蛍光眼底検査
超音波検査
光干渉断層計
網膜電図 EOG
斜視手術
翼状片手術
白内障手術パート参加
網膜硝子体手術助手
2年次 1年目で修得した医療行為、検査、治療のブラッシュアップの繰り返しをしつつ、以下の当科での網膜硝子体手術教育カリキュラムに則り、専門医受験を目指す。

網膜硝子体手術教育カリキュラム

StageⅠ StageⅡ StageⅢ StageⅣ
網膜硝子体外来、
レーザー
基本3操作(計30例
単純硝子体切除
全硝子体郭清
PVD作成
網膜復位(計30例)
RRD
PVR, FVM
F/G, SO, PFC
裂孔作製、閉鎖
黄斑上手術
(全例トリプル)計30例
EMR,偽円孔
MH
ME
ILM
単眼、双眼倒像境、
接触、非接触レンズ
結膜切開、ポート作成、
閉鎖
眼底チャート 眼内凝固
手術用機器
SB,VTXの助手(30例)
SB術者(30例)
術中眼内観察、
wide angle viewing
眼内レーザー
患者とのコミュニケーション
到達度等についての 総括 到達度等についての 総括 到達度等についての 総括 到達度等についての 総括

臨床の現場で体験したこと、同時に行った基礎研究から発生した問題について学会発表、論文作成を行います。大学院に入学希望があれば、環境医学研究所を含め順天堂大学各部署での研究は自由です。順天堂大学にはここ浦安病院以外に本郷、静岡、練馬、越谷、高齢者センターがあり、それぞれ特徴を有しています。希望に応じ、これらの協力施設での短期研修や、他大学、他病院での研修、留学も可能です。

セミナー

網膜硝子体手術教育セミナー

当院では今まで下記のセミナーを全国規模で行っています。今後も定期的に行っていく予定です。

1回目
1999年10月9日 第53回日本臨床眼科学会総会
網膜硝子体手術教育その1 -鉄は熱いうちに打て-
2回目
2004年11月13日 第58回日本臨床眼科学会総会
網膜硝子体手術教育その2 -指導医に望むこと-
3回目
2010年  第64回日本臨床眼科学会総会(予定中)
トランスレーションリサーチ講演会
1回目
日時:2007年12月14日
表面抗原を手掛かりとしたマウス網膜細胞系譜の決定と、
その分化過程制御機構の解析
渡辺 すみ子教授(東京大学医科学研究所再生基礎医学)
2回目
日時:2003年10月16日
AMDへの再挑戦-その2・レーザー治療
特別講演:湯沢美都子教授(日本大学)
3回目
日時:2003年12月4日
AMDへの再挑戦-その3・手術と薬物療法
特別講演:島田宏之助教授(日本大学)
4回目
日時:2004年9月16日
糖尿病黄斑症の治療戦略-その1・基礎と診断
特別講演:堀 貞夫教授(東京女子医科大学)
5回目
日時:2004年12月1日
糖尿病黄斑症の治療戦略-その2治療
特別講演:広瀬竜夫教授(ハーバード大学)
6回目
日時:2005年4月2日
Enzyme assisted vitrectomy meeting
特別講演:Prof. J. Sebag(南カリフォルニア大学)
7回目
日時:2005年11月17日
網膜静脈閉塞症の診断と治療
特別講演:竹田宗泰教授(市立札幌病院)
8回目
日時:2006年4月20日
Analyzing glaucoma using gene arrays and proteomics
眼科診療に必要な網膜変性の知識--診療スタンダード--
特別講演:Dr.paul Russell(NEI.NIH.USA)
特別講演:堀田喜裕教授(浜松医科大学)
9回目
日時:2006年11月9日
網膜・脈絡膜腫瘍の診断と治療
小児の眼底疾患の診断と治療
特別講演:大西克尚教授(和歌山県立医科大学
特別講演:横山利幸助教授(順天堂大学練馬病院)
10回目
日時:2007年4月7日
小児の網膜剥離―診断と治療とその背景
眼底検査で見える病変、見えない病変
特別講演:近藤寛之講師(福岡大学)、
特別講演:直井信久教授(宮崎大学)
11回目
日時:2007年10月25日
ぶどう膜黒色腫に対する外科的治療
裂孔原性網膜剥離-病態と治療-
特別講演:Prof. Nicolaos E Bechrakis(Freien Universitat Berlin)
特別講演:河野眞一郎教授(帝京大学溝口病院)
12回目
日時:2008年4月10日
遺伝学からみた網膜疾患
黄斑分離様変化に対する硝子体手術
特別講演:村上晶教授(順天堂大学)
特別講演:平形明人教授(杏林大学)
13回目
日時:2008年11月15日
内視鏡硝子体手術
OCTの新知見「視細胞外節病」
特別講演:喜多美穂里准教授(京都大学)
特別講演:岸 章治教授(群馬大学)
14回目
日時:2009年4月25日
網膜硝子体疾患に対する機能検査
新しい眼底イメージングで何が分かるのか?
特別講演:吉田晃敏教授(旭川医科大学)
吉村長久教授(京都大学)
15回目
日時:2009年11月12日
脈絡膜悪性黒色集に対する重粒子線治療
Subretinal microphotodiode arrays restore vision in blind retinitis pigmentosa patients
特別講演:溝田 淳教授(帝京大学)
Prof. F.Gekeler
トランスレーションリサーチ講演会
1回目
日時:2007年12月14日
表面抗原を手掛かりとしたマウス網膜細胞系譜の決定と、
その分化過程制御機構の解析
渡辺 すみ子教授(東京大学医科学研究所再生基礎医学)
千葉眼科プライマリーケア研究会
1回目
日時:2008年2月21日
第1席:アレルギー性結膜疾患のプライマリーケア
海老原伸行先生(順天堂大学)
第2席:感染性結膜炎の鑑別診断
中川 尚先生(徳島診療所)
第3席:再発の少ない翼状片手術
山口達夫先生(聖路加国際病院)
2回目
日時:2009年2月26日
第1席:コンタクトレンズから見たドライアイ(仮題)
土至田 宏 先生(順天堂大学
第2席:診断・治療から見たドライアイ(仮題)
田 聖花 先生(東京歯科大学市川総合病院)
第3席:眼球の位置障害・運動障害(仮題)
三村 治 先生(兵庫医科大学)
3回目
日時:2010年2月4日
第1席 外来小手術
根本裕次先生(帝京大学)
第2席 ぶどう膜炎
臼井正彦先生(東京医科大学)
Retina Research Meeting
1回目
日時:2003年7月24日
順天堂大学医学部(文京区本郷)
2回目
日時:2009年12月12日
東京大学医科学研究所(港区白金台)
クルズス
2008年4月からの予定

  1. カルテの書き方、患者さんとの接し方
  2. 外来勤務、病棟勤務
  3. 外眼部疾患
  4. 角膜疾患
  5. 白内障
  6. 緑内障
  7. 糖尿病黄斑症
  8. 糖尿病網膜症
  9. 網膜剥離
  10. 網膜静脈閉塞症
  11. 眼外傷
  12. 遺伝性眼疾患
  13. ロービジョンケア
  14. 視力視野検査
  15. 小児眼科
  16. 視神経疾患
  17. ERG検査