眼科のご紹介

教室の沿革

順天堂大学医学部附属浦安病院は、1984年(昭和59年)5月に浦安市の要請を受け総合病院として開院となりました。それと同時に眼科も開設され、地域医療及び大学病院の責務を果たすべく診療を始めることになり、初代科長として田中稔先生が就任し、千葉県内での眼科医療の中核となるよう外来・病棟・手術室の整備に努めました。大学病院の使命でもある安全で質の高い最先端の医療を提供するため努力してきました。特に網膜硝子体疾患(裂孔原性網膜剥離、増殖糖尿病網膜症、黄斑円孔、黄斑前膜等)の治療法である網膜硝子体手術は、症例数、成功率、合併症の少なさにおいて全国的にも優れた施設となりました。また、田中稔先生は手術教育にも力を入れ、100名以上の眼科医、当に硝子体手術の専門家の育成を行い、各地で活躍しております。

2012年(平成24年)には、海老原伸行先生が第二代教授として就任されました。当院の看板である網膜硝子体疾患以外にも、角結膜疾患、眼炎症疾患(ブドウ膜炎、視神経疾患)、眼腫瘍、緑内障、涙器疾患、眼形成といった大学病院として必要な幅広い分野にも対応できるようになり、また、大学院生の研究にも力を入れ、欧米の一流雑誌に多くの論文を掲載しております。質の高い臨床・研究・教育が大学病院の目指す目標であり、それを達成するよう医局員みんなで頑張っています。